# バルトークの記事:1件
雄鶏が鳴き、闇が退いて日常が動き出すと、本演奏会は中東欧の民族的色彩に満ちた農村の生活世界へと聴衆を誘う。ハンガリーの作曲家バルトークによる《ルーマニア民俗舞曲》である。バルトークは作曲家であると同時に、民謡蒐集家としても精力的に活動した人物である。民謡が民謡として成立するための根源を探究し、その特性を再構築することで純粋音楽の領域に到達することを目指していたのである。本作品は、1910年から19……